私は障害者支援施設で生活支援員として働いています。
福祉の仕事に興味を持った頃は、「利用者さんと楽しく関わる仕事」というイメージを持っていました。しかし実際に働いてみると、良い意味でも悪い意味でも想像とは違うことがたくさんありました。
もちろん大変なこともありますが、事前に知っていればもっと気持ちに余裕を持って働けたかもしれないと思うこともあります。
今回は、私が実際に働いて感じた「障害者支援施設で働く前に知っておきたかったこと」を5つ紹介します。
1. 利用者さん一人ひとりに合ったコミュニケーションがある
入職前は「利用者さんとたくさん話せば自然と仲良くなれる」と思っていました。
しかし実際は、人と話すことが大好きな利用者さんもいれば、距離を置きたい利用者さんもいます。
積極的に話しかけた方が安心する人もいれば、静かに見守った方が落ち着く人もいます。
障害名が同じでも性格や好きなこと、苦手なことは人それぞれです。
相手に合わせたコミュニケーションを探していくことが、この仕事ではとても大切だと感じました。
2. 信頼関係はすぐには築けない
新人時代、一番苦労したのは利用者さんとの信頼関係づくりでした。
慣れない支援員を受け入れることが難しい利用者さんもいて、食事介助や排泄介助を拒否されることもありました。
食事の時間になっても食堂へ来てもらえなかったり、食器を払われてしまったりして、思うように支援できず落ち込むこともありました。
それでも毎日の挨拶やコミュニケーションを続けていくうちに、少しずつ距離が縮まり、支援を受け入れてもらえるようになりました。
信頼関係は一朝一夕で築けるものではありません。焦らず関わり続けることが何より大切だと思います。
3. 思っていた以上にパソコン業務が多い
生活支援員というと、利用者さんと関わる時間がほとんどだと思っていました。
しかし実際には、支援記録や個別支援計画などパソコンを使う業務も多くあります。
記録は利用者さんの様子を正確に残す大切な仕事ですし、支援計画も今後の支援につながる重要な書類です。
支援員ですが、仕事を続けてパソコンスキルも上昇したように感じます。
介助だけではなく、事務作業も仕事の一部だということは入職して初めて知りました。
4. 夜勤は想像以上に静かではない
夜勤と聞くと、利用者さんが寝た後は比較的落ち着いて過ごせるイメージを持っていました。
しかし実際には、夜中に起きてしまう利用者さんや、大きな声を出す利用者さんもいます。
新人の頃は夜中に突然大声が聞こえてきて、本当に驚いたことを今でも覚えています。
仕事に慣れた今でも不意に夜勤室の扉を叩かれるとかなり驚きます。
もちろん施設や利用者さんによって違いはありますが、「夜だから静か」というわけではないことを知っておくと、心構えができると思います。
生活支援員の夜勤についてはこちらの記事から
5. 完璧な支援はない
新人の頃は、「失敗してはいけない」「正しい支援をしなければ」と考えすぎていました。
でも経験を積むうちに、利用者さん一人ひとり違うからこそ、絶対に正解な支援はないのだと感じるようになりました。
うまくいかない日もありますし、自分の支援を振り返って反省することもあります。
それでも先輩に相談したり、利用者さんと向き合い続けたりすることで少しずつ成長できます。
完璧を目指しすぎず、「今日は昨日より少し成長できたらいい」という気持ちで働くくらいがちょうど良いのかもしれません。
まとめ
障害者支援施設の仕事は、決して簡単な仕事ではありません。
利用者さんとの信頼関係づくりに時間がかかったり、思うように支援が進まなかったりすることもあります。
それでも、焦らずコミュニケーションを続けていけば少しずつ関係は深まり、仕事のやりがいも感じられるようになります。
もしこれから障害者支援施設で働こうと考えている方がいるなら、完璧を目指しすぎず、自分のペースで少しずつ成長していってほしいと思います。

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