知的障害の利用者との関わり方|生活支援員として大切にしていること

障害者支援施設で働いていると、多くの知的障害のある利用者と関わることになります。

私の働く施設でも、ほとんどの利用者が知的障害を持っています。

そのため日々の支援の中で、コミュニケーションの難しさや支援の難しさを感じる場面も少なくありません。

しかし、関わり方を工夫することで信頼関係を築くこともできます。

この記事では、生活支援員として働く中で感じた

知的障害の利用者との関わり方や大切にしていることについて書いていきます。

目次

知的障害の利用者に見られる特徴

知的障害のある利用者の中には、言葉でのコミュニケーションが難しい人も多くいます。

会話が成立しないこともありますが、単語で伝えることで理解してくれることもあります。

例えば普段はエコラリア(相手の言葉を繰り返す)で返すことが多い利用者でも、

「好きな食べ物は?」

と聞くと、

「ハンバーグ」

のように特定の質問には答えられることもあります。

また、感情表現がとてもストレートな人も多いと感じます。

嫌なことがあれば大きな声を出したり、物や壁を叩いたりするなど、感情がそのまま行動に表れることもあります。

さらに、こだわりが強く見られる利用者も多く、日常の行動にルーティンがある人も少なくありません。

もちろん知的障害といっても一人ひとり特徴は違うため、すべての人に当てはまるわけではありません。

支援の中で難しいと感じること

支援の中で難しいと感じることの一つは、感情による行動です。

嫌なことがあればはっきりと拒否するため、支援そのものを拒否されてしまうこともあります。

排泄や入浴などの支援でも、タイミングによっては拒否が強く出ることがあります。

また、会話でのコミュニケーションが難しいことも支援の難しさの一つです。

こちらの伝えたいことがうまく伝わらなかったり、利用者が何を伝えたいのか分からない場面もあります。

そのため、言葉だけに頼らないコミュニケーションが必要になると感じています。

知的障害の利用者と関わるときに大切なこと

私が支援の中で大切にしていることは、コミュニケーションを諦めないことです。

言葉での会話が難しい場合でも、コミュニケーションの方法は一つではありません。

例えば

・単語で伝える

・イラストや写真を使う

・ジェスチャーで伝える

など、さまざまな方法があります。

うまく伝わらないこともありますが、試行錯誤を繰り返すことで少しずつ理解してもらえることもあります。

利用者一人ひとりに合った方法を見つけていくことが大切だと感じています。

利用者の気持ちが分かったときの嬉しさ

以前、言葉を一切話さない利用者がいました。

何かを伝えようとしている様子はあるものの、最初はその意味をうまく理解することができませんでした。

しかしある日、利用者の行動や表情をよく観察することで、言いたいことをうまく汲み取ることができたことがありました。

その出来事をきっかけに、次の日からその利用者が私に積極的に挨拶をしてくれるようになりました。

言葉はなくても、しっかりと気持ちは伝わっているのだと感じた出来事でした。

新人職員に伝えたいこと

新人の職員に伝えたいのは、焦らずコミュニケーションを取ることです。

言葉が通じないと感じてしまうと、どう関わればいいのか分からなくなることもあります。

しかし、言葉以外の方法で伝えることもできます。

例えば

・イラストなどの視覚情報を使う

・ジェスチャーで伝える

・短く分かりやすい言葉で伝える

といった方法も効果的です。

特に言葉で伝える場合は、できるだけ具体的で簡潔な言葉を使うことが大切だと思います。

すぐに理解してもらえなくても、関わり続けることで少しずつ信頼関係は築かれていきます。

まとめ

知的障害のある利用者との関わりは、簡単ではありません。

言葉でのコミュニケーションが難しい場面も多く、支援の中で悩むこともあります。

しかし、コミュニケーションを諦めずに関わり続けることで、少しずつ信頼関係を築くことができます。

時間はかかるかもしれませんが、その分信頼関係ができたときの喜びはとても大きいものです。

これから福祉の現場で働く人にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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