汚れの種類によって必要な洗剤は変わります。
それぞれの汚れに対して、正しい洗剤を使用することによって掃除を効率よく行うことができます。
汚れの種類についてはこちらを参考にしてください。

また、汚れの落とし方には様々な要素があります。この要素について知らないと対象を傷つけたり、余計な汚れを付着させることがあります。
この記事で覚えていってください。

この記事で分かること
・汚れに対する正しい洗剤の種類
・洗剤を使用する際の注意点
洗剤の液性と用途
アルカリ性洗剤
アルカリ性洗剤にはさらに2種類あります。弱アルカリ性洗剤と強アルカリ性洗剤です。
弱アルカリ性洗剤
天井・床・壁・換気扇・エアコンなどに付着した軽度の皮脂汚れに有効です。
強アルカリ性洗剤
たんぱく質を溶かす強い働きがあります。そのためキッチン・換気扇・洗面所などの油脂およびタバコのやに等の重度の汚れに有効です。そのため使用するときには必ずゴム手袋を装着してください。
酸性洗剤
結晶化した頑固な汚れに有効です。便器の尿石・浴室の水垢・建物外壁などに使用します。
塩素系漂白剤と混ざると塩素ガスが発生するため使う洗剤の種類はよく確認してください。
中性洗剤
洗浄力がマイルドで対象物の変色や変形の心配が少ないため日常における軽度の汚れに使用します。
その他の洗剤
洗剤と名のつかない他の洗剤についても以下で紹介していきます。
研磨剤
クレンザーとも呼ばれ界面活性剤と研磨剤が含まれています。付着した汚れをこすり落とす洗剤です。クリーム状のものと粉状のものがあり、粒の大きさが違うためクリーム状のものから使用することが推奨されています。
トイレの黒ズミなどに使用します。
漂白剤
漂白剤の中にもさらに3種類あります。
還元剤
鉄サビの除去に使用します。酸性の洗剤と混ぜると刺激臭とともにガスが発生するため注意が必要です。
塩素系漂白剤
カビ取り剤として使用します。強い漂白力があり、頑固な汚れに有効です。
酸素系漂白剤
殺菌や衣類の漂白に使用します。また、脱脂力があるため油汚れなどにも有効です。
まとめ
洗剤はとても種類が多く、すぐに覚えるのは困難です。まずはそれぞれの特徴やメリット・デメリットについてその都度確認しながら汚れに合った洗剤を使用していくことが大切です。間違った洗剤は汚れを落とせないだけでなく、対象物を傷つける恐れもあるため慎重に選びましょう。
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