掃除を行う上で大切なことはその汚れについて知ることです。
汚れと一括りにしてしまうと正しい方法で掃除が行えず、汚れがひどくなるなんてこともありえます。
そんなことにならないよう汚れにどんな種類があるか学んでみましょう。

この記事はこんな人におすすめ!
・汚れにどんな種類があるのか知りたい
・掃除能力検定を受験予定の方
日常生活の中で発生してしまう汚れは大きく分けて4つに分類されます。
この4種類の汚れについて知っておくことで効率よく掃除を行うことができます。
また、この汚れの種類については日本掃除能力検定にも頻出の内容なので覚えておいて損はないです。
さっそく解説していきます。
4つの汚れの種類
汚れにはキッチンの油汚れ、シンクの水垢、髪の毛や埃、カビなど様々あります。
その中でも大きく4種類に分類することができ、以下のようになります。
水溶性の汚れ
ジュース、醤油、コーヒー、お茶などの水に溶ける汚れです。
水洗いを行うことによって落ちることが多いですが、時間が経つにつれて落ちにくくなるため迅速な対応が必要になります。
油脂性の汚れ
手あか、食用油、機械油、化粧品、接着剤、塗料などの水に溶けない汚れです。
水には溶けないため、汚れを落とすには有機溶剤や対応した洗剤が必要となります。
固形(不溶性)の汚れ
綿ぼこり、スス、消しゴムのカス、砂などの固形で水にも油にも溶けない汚れです。
固形の汚れのため空気で吹き飛ばす、手で拾う、水で流すなどの物理的な方法が必要となります。
特殊な汚れ
血液、小便、カビ、サビなどの他の汚れに属さない特殊な汚れです。
このような汚れは専用の除去剤などが必要になります。
汚れの発生から形成までの過程
汚れは時間経過によってどんどん落ちにくくなります。
汚れが付着してからそのままにしておくと空気中の酸素と反応して酸化します。また、熱や紫外線によっても汚れが変質して頑固な汚れになることもあります。
以下が汚れの発生から形成までの過程と過程ごとのおおまかな対処法です。
汚れの付着直後
これは対象の素材や建材の上に汚れが軽くついている状態です。
この状態ならば比較的簡単に汚れを取り除くことができます。
例としましては箒で掃く、ハタキで払う、ダスターで拭く、掃除機で吸引するなどがあります。
時間経過後
これは時間が経過して汚れが対象の素材や建材に固着したり、油性の汚れが材質に浸透し始めたりしている状態です。
この状態になると洗剤などが必要になります。
例としましてはハケで洗剤を塗布する、キッチンペーパーに洗剤を含ませて湿布する、容器に入れてつけ置き洗いするなどがあります。
他の要因によって深く浸透した状態
これは汚れが熱や紫外線によって変質して頑固な汚れになった状態です。
この状態になると洗剤だけでなく、汚れを削り取るなどの作業が必要となります。
例としましてはプラスチックスクレイパー、金属スクレイパーで削り取る、クリームクレンザーで磨く、剥離させるなどがあります。
まとめ
今回の記事で汚れについて大まかな種類と定着の過程について説明しました。
単純に汚れと一括りにするよりも汚れについて理解することができたのではないでしょうか?
少しでも汚れに対する抵抗が無くなればいいなと思います。
コメント