福祉の仕事に興味を持ち、生活支援員として働き始めたものの「仕事が覚えられない」と悩んでいる新人の方も多いのではないでしょうか。
生活支援員の仕事は覚えることが多く、最初は戸惑うことばかりです。私自身も新人の頃は「本当にこの仕事を続けられるのだろうか」と不安になることがありました。
この記事では、障害者支援施設で生活支援員として働いている私の経験をもとに、新人が仕事を覚えられないと感じる理由と、その対処法についてお話しします。
生活支援員の仕事が覚えられない理由
生活支援員の仕事が覚えられないと感じるのには、いくつか理由があります。
まず大変だったのが、利用者や職員の名前を覚えることです。私が働いている施設では、利用者さんだけでも60人以上います。そのため、顔と名前を一致させてフルネームで覚えるのは簡単ではありませんでした。さらに職員の名前も覚える必要があるため、最初の頃は誰が誰なのか分からなくなることもありました。
また、利用者ごとに支援方法が違うことも難しいポイントです。生活支援員の仕事では、同じ支援でも利用者によって対応が変わります。声かけの方法や食事介助、パニック時の対応など、利用者ごとに理解しておくべきことが多くあります。さらに状況によって臨機応変に対応する必要もあるため、最初の頃は「どう動けばいいのか分からない」と感じることもありました。
さらに、勤務によって業務内容が変わることも新人にとっては大きな壁です。生活支援員は早番・日勤・遅番・夜勤などの勤務があり、それぞれで行う業務が異なります。やっと覚えたと思ったら別の業務を覚えなければならないこともあり、最初は頭がいっぱいになってしまうこともありました。
新人の頃につらかったこと
新人の頃、特につらかったのが排泄介助でした。
それまでの生活の中で排泄介助を経験したことはなく、最初はどう対応すればいいのか分からず戸惑うことばかりでした。慣れるまでは精神的にも大変で、「自分にこの仕事ができるのだろうか」と不安に思うこともありました。
しかし、回数を重ねていくうちに少しずつ慣れていき、今では自然にできるようになりました。福祉の仕事では、最初は誰でも戸惑うことがあります。慣れるまで時間がかかるのは決して珍しいことではありません。
新人が仕事を覚えるために大切なこと
生活支援員として働いて数年経った今、新人の頃に意識しておけばよかったと思うことがあります。それは、メモをしっかり取ることです。
施設によってはマニュアルやタイムテーブルが用意されている場合があります。そういった資料をコピーして、そこに直接メモを書き込んでいくと仕事の流れが理解しやすくなります。利用者ごとの支援方法や先輩から教わったことを書き込んでおくと、後から見返すことができるため仕事を覚えやすくなります。
また、遠慮せずに先輩に聞くこともとても大切です。新人のうちは分からないことがあるのが当たり前です。一人で抱え込まず、先輩に質問したり頼ったりしながら仕事を覚えていくことが大切だと思います。
新人の頃にした失敗
新人の頃、利用者の特性をよく理解していなかったことで失敗した経験があります。
ある利用者さんは体に触れられることが苦手な方でした。しかし当時の私はそのことを知らず、入浴後の拭き取り支援をしようとしてしまいました。その結果、利用者さんを怒らせてしまい、支援がうまくいきませんでした。
今振り返ると、その利用者さんの特性をもっと理解していれば避けられた出来事だったと思います。この経験から、利用者の特性を知ることの大切さを強く感じました。
まとめ
生活支援員の仕事は覚えることが多く、新人のうちは「仕事が覚えられない」と悩むことも多いと思います。
しかし、利用者や職員の名前を覚えたり、支援方法を理解したり、業務の流れを覚えたりすることは、時間をかけて少しずつ身についていくものです。最初から完璧にできる人はいません。
メモを取ったり、先輩に質問したりしながら、一歩ずつ仕事を覚えていけば大丈夫です。もし今「自分は向いていないのではないか」と悩んでいる新人の方がいたら、焦らず経験を積み重ねていってほしいと思います。

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